模擬試験の内容PRACTICE EXAM

科目と配点

年長
(100点満点)
ペーパー (60点)
制作 (5点) 口頭試問 (10点) 指示行動 (10点)
運動 (10点)
年中
(100点満点)
ペーパー (60点) 制作巧緻性 (10点)
表現 (10点)
運動 (10点)

年長さんは5科目で100点満点、年中さんは4科目で100点満点となります。

ペーパー

グレードテストのペーパーでは数量・常識知識・記憶・図形・言語・推理思考の6分野を毎回まんべんなく出題します。毎年4月から始まって9月に最終回となりますが、ペーパーはあとになるほど少しずつ難しくなります。内容は千葉県内にある国府台・昭和・日出・千葉日大・成田・聖徳および都内の有名私立小学校、それに千葉と都内の国立大附属小の最新の入試問題を分析して問題を作成しています。

ペーパー問題の事例

年長さんと年中さんのペーパー問題をお見せします。これは2015年6月28日に国府台女子学院で行いました第3回グレードテストの問題です。問題の絵は実際に使ったもので、質問の言葉は試験会場で子供たちに聞かせたものとは異なります。実際は子供たちの理解しやすい言葉で言っています。年長さんにはCDからスピーカーで聞かせて、年中さんには試験官が目の前で問題文を読んでいます。

数量問題
まず最初は数量の問題から始めました。数量問題には長さ比べ、数の多少、ペアーを数える、数える、合わせる、いくつ足りない、分ける、などの問題があります。年長さんはさらにすこしひねってあって最後まで話を正確に聞かないと出来ない問題にしてあります。
数量問題のサンプル(年長用) 数量問題のサンプル(年中用)

サイコロ1はウサギ、花、葉っぱの数を数えて、その数より一つ少ない数の○を鉛筆で同じ絵の描いてある四角に書きます。

サイコロ2はケーキを二人、三人、六人のお友達で仲良く分けたとき、それぞれどのケーキになるかを選びます。

サイコロ3の①はあと何個で10になるかを○の数で書きます。②は袋の中のキャンディーの数は合せた数で、左手には何個のキャンディーを握っているかを○で書きます。

サイコロ1は右と左の積木を数えます。どちらが多いか考えて多い方の積木に赤色のクーピーで○を書きます。

サイコロ2は輪つなぎをして一番長くつなげた動物に赤○をつけます。そして一番短くつないだ動物に青○をつけます。

サイコロ3では靴下、手袋、箸は何人分あるか考えて、その数だけ鉛筆で○を書きます。

常識知識問題
次は常識知識の問題です。常識問題には季節の行事や動植物に関するものそして理科的知識、食事のマナーや交通ルール、道徳の良い子悪い子などを出題します。
常識知識問題のサンプル(年長用) 常識知識問題のサンプル(年中用)

サイコロ1はころがすと、右に曲がるものを見つけて鉛筆で○をつけます。

サイコロ2は種があるものに黄色のクーピーで○をつけます。

サイコロ3ライオンと蝶のえさを見つけ桃色のクーピーで○や△の印をつけます。

サイコロ4は季節の問題です。1月1日と5月5日と7月7日の絵を見つけて、色を変えて○をつけます。

サイコロ1は四角の中から仲間外れを探して、黄色のクーピーで○をつけます。

サイコロ2は季節の問題です。春には桃色の、秋には緑の、冬には青のクーピーで○をつけます。

サイコロ3は右手に茶色のクーピーで○をつけ、左足に赤色のクーピーで○をつけます。

記憶問題
これは記憶問題です。ペーパー問題を出題する小学校で、記憶問題を出さない小学校はまずないと言えるくらい大切な分野です。グレードテストではお話の記憶と絵の記憶の両方をを毎回必ず出します。
記憶問題のサンプル(年長用) 記憶問題のサンプル(年中用)

サイコロ1はお話の記憶です。デパートに行って買い物をしてきた話の内容を問う問題です。

サイコロ2は絵の記憶です。洗濯物を20秒見て、右端・真ん中・左端にあったものを思い出して印をつけます。

サイコロ3も絵の記憶で、黒い星と白い星はそれぞれいくつだったか、それぞれの星の隣の四角にその数だけ○を鉛筆でかきます

サイコロ1はお話の記憶です。動物園の動物たちが海に遠足に行って帰ってくるまでの話の内容を用問題です。

サイコロ2は絵の記憶です。傘の絵を20秒間見て、赤い傘があった場所に赤色のクーピーで○をつけるというふうに、どの色の傘がどこにあったかをクーピーの色を変えて答えていきます。

図形問題
これは記憶問題です。ペーパー問題を出題する小学校で、記憶問題を出さない小学校はまずないと言えるくらい大切な分野です。グレードテストではお話の記憶と絵の記憶の両方をを毎回必ず出します。
図形問題のサンプル(年長用) 図形問題のサンプル(年中用)

サイコロ1は真ん中のあいている所にぴったり当てはまる模様を右から見つけて、黄色のクーピーで○をつけます。

サイコロ2は上の積み木を全部使って、形を2つ作ります。隠れている積み木の色をよく考えて、下の4つの絵の中から2つみつけて、黄色の○をつけます。

サイコロ3は左側の輪を絵のようにハサミで一箇所切って一本の紐にするとどのようになるか、右から見つけて●と●を 鉛筆の線でむすびます。

サイコロ1は左と右の形をあわせると、四角になるのはどれかを考えて、●と●を青色の線でむすびます。

サイコロ2は上のお手本と同じになるように、下のお部屋に鉛筆で点と点をむすんでかきます。

サイコロ3はそれぞれの段で、1つだけ違うが絵があります。見つけて青色のクーピーで×をつけます。

言語問題
口頭試問を行う小学校ではペーパーの言語問題を省力する小学校もありますが、グレードテストでは口頭試問でもペーパーでも言語能力を見ます。言語問題では言葉の音(オン)に関する問題、語彙を問うもの、様子を表す言葉、動作を表す言葉、数詞などがあります。
言語問題のサンプル(年長用) 言語問題のサンプル(年中用)

サイコロの①はそれぞれの言葉の最初の音を使ってできる言葉を探します。②はそれぞれの言葉の最後の音を使ってできる言葉を探します。

サイコロ2は反対の意味を表す絵を探します。

サイコロ1の①は「う」の音で始まるものを見つけて、赤色のクーピーで○をつけます。②は「こ」の音で終わるものを見つけて、青色のクーピーで○をつけます。

サイコロ2は音の数を数える問題です。2つの音でできている言葉と3つの音でできているものを探します。

サイコロ3はしりとりです。

推理思考問題
最後は推理思考の問題です。推理思考の問題は範囲が広く、回転、系列、マジックボックス、シーソー、観覧車、四方見、つりあい、水の嵩などがあります。
推理思考問題のサンプル(年長用) 推理思考問題のサンプル(年中用)

サイコロ1はウサギやネズミが箱を転がして行って赤のところではどの向きになるか、青のところではどの向きになるかを色を変えて○をつけます。

サイコロ2はつりあいの問題です。上の四角の中の絵はお約束で、下の4つのシーソーの絵がお約束にあっていたら○をつけます。

サイコロ3は後ろから見るとどのように見えるでか、見つけて鉛筆で○をつけます。

サイコロ1は絵の中に隠れている動物たちを探してキリンは赤、ゾウは青のクーピーでまるをつけます。ウサギとライオンも同じようにやります。

サイコロ2はシーソーの重さ比べです。一番重いものに丸をつけます。

サイコロ3はいわゆる系列です。決まりよくならんでいるので、空いているところに何が来るかを書き入れます。

制作

制作は出題する学校としない学校があります。慶応や学習院は毎年出します。千葉では昭和・千葉日大・聖徳が毎年出題しています。それ以外では国府台が2~3年に1度の頻度で、日出は児童面接の時に毎年やります。内容は「点線に沿ってクレヨンで線を描きなさい」「枠の中に色を塗ってください」「紙を切って箱を作り顔を描きましょう」「画用紙に模様が書いてます。これを活かして絵を描きましょう」など作業の簡単なものから「パクパク人形つくり」「折り紙で花を切り取って画用紙に貼りつけて、その周囲に絵を描く」「手提げバッグをつくる」など複雑なものまで色々なものがあります。

制作問題は準備に時間と手間がかかり大変なのですが、段取りを考える能力と人の話を聞く能力を評価するのはいい方法です。

グレードテストでは子どもたちが先生の指示で、決められた時間内で先生の指示に沿った作品を作ります。指示遵守・独創性・丁寧さ・完成度を観点として評価しています。

作り上げた作品はその日のうちに持って帰ってもらいます。

制作問題の事例

  • 制作課題「船」完成品
  • 制作課題「船」素材

グレードテストではペーパーが終わると制作になるクラスと、制作が終わってペーパーになるクラスがあります。それぞれ所要時間は30分です。制作では最初に試験官が実物を見せて作り方を説明します。子供達は机の上に糊とハサミと濡れお絞りを用意して試験官の話を聞きます。それからこの「船」を作るために子供たちに材料を取りに来てもらいます。船の帆が大中小の3種類あるので、6枚の帆の素材からサイズ違いで3枚選んで持って来るのがポイントです。評価する作業としては、折り切り、糊で貼ることがあり、あとかたづけも見ています。

口頭試問

学習院や青山学院ではグループで口頭試問を行います。千葉の小学校では千葉日大の発表、昭和と成田では個別考査、聖徳では製作時の声かけなど口頭試問に関わる試験項目があります。

グレードテストの口頭試問のやり方は2種類あります。子供たちが制作の課題を作っているときに試験官が一人一人に声かけをして質問し、応答内容を評価していく形式のものと、7~8人のグループで1つの部屋に入って試験官から次々と質問を受けて答えていく形式のものがあります。グレードテストではいずれか1つを選んで行います。

口頭試問の事例

口頭試問で子供たちに聞くことは基本的な事柄です。

  1. 自分の名前 受験番号
  2. お家の電話番号
  3. 好きな食べ物
  4. 好きな動物
  5. 今日の朝食べてきた朝食の内容
  6. 好きな遊び

この中から3つほど聞きます。

指示行動

指示行動には集団で行うものと個別で行うものがあります。多くの学校では数人でグループを作って、試験官の指示に基づいて行う指示行動が一番ポピュラーな形態です。グレードテストではこの集団指示行動を行います。

紙コップでのタワー作り・ドミノ倒し・動物の模倣体操・絵画共同作成・大型積木での共同作業・簡単な理科実験など内容は多種多様です。共通するのは子供たちに楽しく参加させようとする学校の意図です。グレードテストでも子供たちが興味を持って楽しく参加できるテーマを選んでいます。

指示行動の事例

8人でチームになって、カラービニール袋に新聞紙を詰めます。詰め終わったら袋の口をしばって丸いボールを作ります。チームで輪になってカラービニールのボールを投げ合って遊びます。

運動

小学校入試での運動は小学校に上がってから体操の授業に参加できるかどうかを見るもので、身体能力が優れているかどうかを厳しく見る学校はあまりありません。試験官から指示された運動を正しくやれるか、騒がしくしないか、他のお友達のじゃまをしないかなども見ていますので行動観察のひとつと考えたほうがいいでしょう。

模試を行う時期は4月から9月までで、比較的気温の高い季節となります。このため極力エアコンの効いた体育館や多目的スペースをお借りして運動を行います。グレードテストでは小学校の平均台やマット・三角コーンを借りて、本番のような臨場感のあるサーキット運動やゲーム形式の運動を行います。

運動の事例

  • 平均台
  • ジグザグ走

運動は園児の体力に無理のない範囲でいろいろなことを行います。代表的なのはサーキット運動です。8人くらいでグループになって行います。まずスタートラインに並んでゴールのラインまで全力走をして、その後平均台を渡ります。次にマットの上をクマ歩き、それからジグザグ走をして最後にスキップで元の所に帰ります。